1.<はじめに>

 20世紀も終わりに近い1999年の4月から5月にかけて、私は妻子(妻A子、娘F美)と共にカナダを訪問しました。出発4月29日、帰着5月4日の5泊7日(時差の関係でこうなるんだとか)の大旅行でした。生誕以来初の島国脱出。そこで得たものはとても大きく、これからの私のごく短い人生にほんの少しは影響しそうな勢いです。
  事の顛末を全国の多くの方々にe-mail で報告したのですが・・・これが意外やいがいの大反響。

「同感」「異感

「賛成」「不賛成

「反対」「反対の反対

「はやくつぎを読ませてぇ」「もうやめちまえ

「私もぜひカナダにいきたいわ」「俺は死んでもカナダにだけは行かんぞ

「あなたってやっぱりすてき!!」「きさまは思った通りのつまらん奴だ!!

「あちきは主のめぇるのこない夜は眠られませぬゆえ、ずうっと朝まで起きておりんすでありんす」「深夜届きたる文あり 吾三行半(みくだりはん)ほど読めども その余りに愚劣なるを知りて唾棄せざるあたはず  仍如件(よってくだんのごとし)」

「あぁではないわ!!」「いや、こうにちげぇねぇ!!」・・・

と、もう世の中は大混乱。私のもとには毎朝毎晩メールがどっさり届いて、小さなパソコンはパンク寸前。
  中には活字で読みたいという意見が多くありました。「HPにだけはするなよ」という忠告もなくはありませんでしたが・・・。  そこで、たくさんのメールの中から、私の姉に送ったものをもとに一部書き直したりして、より多くの方々に読んでいただきたいたいと考えた次第です。
  こうして多くの励ましや期待、非難、罵倒をハッシと受け止め、さっとくぐり抜けて出来上がったのがこのつつましやかなサイトです。全国の熱狂的なファンの皆様方に心より御礼申し上げます。
 
 ところがこのところ情勢は急転直下。『日の丸・君が代』が国旗・国歌にされてしまいました。ガイドライン法をはじめ、最近決められたいくつかの法律は、軍国日本がまたやってくるのかの様相です。国旗・国歌については後のほうで本文でも触れていますが、国民みんなに祝福されるようでなければ意味ないと思います。
  電話もインターネットも警察の盗聴の対象になります。e-mail にもうっかりしたことは書けなくなってしまいました。若い人などが「自分は何も隠すようなことないから心配ない。」など、平然としているのを見ると、平和ぼけと言うか、知らないことの恐ろしさを改めて感じさせられました。
 
 このサイトを読んだみなさんが、自然のすばらしさと人間の愚かさ、そして平和の大切さを再認識する何かのきっかけにしていただけましたら幸いです。

      1999年12月8日   macky3